【本音NG】第二新卒が「転職理由」を伝える際のポイント【建前は最強です】

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第二新卒で転職を考えている人

「第二新卒で転職がしたい・・・。でも、面接で転職理由を聞かれたら嫌だな。今の会社にはかなり不満もあるし、でも嘘はバレてしまいそう。第二新卒が転職理由をうまく伝える方法を知りたいです。」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ
1.【本音NG】第二新卒が「転職理由」を伝える際のポイント
2.「現職に不満はないが、どうしても貴社で働きたい」と伝えましょう
3.建前は最強です

どうも、Puffです。第二新卒で複数内定(日系外資含む)を頂きました。今回は、第二新卒が転職理由を伝える際のポイントを、実体験をもとに解説します。

1.【本音NG】第二新卒が「転職理由」を伝える際のポイント

結論ですが、本音で転職理由を伝えるのはNGです。というのは、面接で落とされるからです。

具体的には、下記のような転職理由を伝えるのは危険です。

・残業が多かったから。
・転勤が嫌だったから。
・上司が嫌いだったから。
・仕事内容が合わなかったから。

理不尽に聞こえたらすみません・・・。ただ、あなたに面接で落ちてほしくないので書きました。ここで、30秒だけ私の体験談を書きます。

体験談:
私の転職理由は、「もっと面白い仕事がしたい」「会社がオワコン過ぎるから脱出したい」といったものでした。しかし、面接では「今の仕事には満足していますが、もっと~という仕事がしたいです」といった内容を一貫して伝えていました。結果、転職理由で突っ込まれて焦ることはほとんどありませんでした。

なぜそうしたかというと、正直な理由を伝えて突っ込まれるのが面倒だったからです。例えば、正直答えた場合の会話のシミュレーションは、下記のとおりです。

面接官「転職理由を教えてください。」

あなた「仕事内容が合わなかったからです。私は企画の仕事がしたかったのですが、現職ではそれがかないませんでした。2年ほど部署異動に希望を出し続けましたが、通りませんでした。そこで、貴社で企画のお仕事がさせていただきたいと考え、応募しました。」

面接官「そうですか。しかし、わが社では定期的にジョブローテーションがあります。入社後しばらくは企画の仕事ですが、営業や事務に部署異動することもあります。そのことについて、どうお考えですか?」

あなた「えっそれは・・・。頑張ります!」

面接官「はい、貴重なお時間ありがとうございました。面接結果は日を追ってご連絡いたします。」

かなり面倒ですね。このルートで勝つには、面接官を納得させる必要があります。しかし、それはややハードルが高いです。なので、もっと楽な答え方を紹介します。

2.「現職に不満はないが、どうしても貴社で働きたい」と伝えましょう

結論ですが、転職理由は下記の内容を伝えましょう。

転職理由:現職に不満はないが、どうしても貴社で働きたいから

分解すると、下記の2つの要素に分けられます。

⑴現職に不満はない
⑵貴社で働きたい

この考えで転職理由を伝えると、下記のような感じになります。

面接官「転職理由を教えてください。」

あなた「どうしても企画の仕事がしたいと考えたからです。現職ではそれがかないませんでした。2年ほど部署異動に希望を出し続けましたが、通りませんでした。」

面接官「そうですか。しかし、わが社では定期的にジョブローテーションがあります。入社後しばらくは企画の仕事ですが、営業や事務に部署異動することもあります。そのことについて、どうお考えですか?」

あなた「私が企画の仕事がやりたいのは、ビジネスモデルを練る経験を積みたいからです。仮に、営業や事務に配属されても、企画で培った経験が生かせると考えるので、問題ありません。」

面接官「なるほど。では、今の会社に不満があるとすれば、それはどんなところですか?」

あなた「あまり不満はありません。人間関係も良好で、良くしてもらっていました。会社の雰囲気や上司の方々とも楽しく仕事ができています。しかし、それらをあきらめてでも、どうしても貴社で働きたいと考えています。」

面接官「なるほど。」

先ほどの例とほとんど同じ内容です。しかし、印象がかなり違うのが伝わりますでしょうか。「現職に不満はないが、どうしても貴社で働きたい」という基本のロジックを守れば、どこを質問されても有利に返すことができます。

3.建前は最強です

ここまで読んで、「自分にはできなそうだ」と感じた方がいるかもしません。しかし、ご安心ください。私も初めは「面接官に本音がばれたらどうしよう・・・。」と思いながらドキドキしつつ面接を受けていました。終わってみれば、むしろ建前って楽だなあと感じました。

建前が楽な理由:
建前とは、「社会がうまく機能するために人間が考えた、きれいごと」です。したがって、建前は初めから「批判されにくい」「論破されにくい」性質を持っています。

今回紹介した転職理由も、その最たる例です。面接官は別にあなたに本音を期待していません。面接官とあなたの立場を守りつつ、うまく面接を成功させることが、面接のゴールです。なので、建前をうまく使って、ゴールまでもっていきましょう。

まとめ

まとめです。今回は、転職理由について解説しました。結論は、転職理由は本音ではなく建前で答えましょう。具体的には、「現職に不満はないが、どうしても貴社で働きたい」と伝えましょう。