【重要】金融業界から第二新卒でメーカー管理部門に行く方法【中の人が解説】

キャリア

どうも、Puffです。日系メーカーの経理管理部で勤務経験があります。
先日、下記のツイートをしました。

■金融業界から第二新卒でメーカーに行く方法【管理部門編】
下の3つをアピールして、経営管理部・経理部・財務部あたりに応募します。
①数字に強い
②英語ができる
③ITに強い
「EXCELが使えて、英語でメールが返信できて、経理システムを触れそうな人材」である事をアピールしましょう。

今回は、上記ツイートを深堀りします。

もくじ
・私の立場
・メーカー管理部門の採用基準は3つ
・なぜその採用基準なのか

金融業界から第二新卒でメーカー管理部門に行く方法

本題に入る前に、この記事が生まれた背景についてお話します。

まず、私は日系メーカーの経営管理部で勤務経験があります。なので、メーカーの管理部の仕事内容はもとより、どんなスキルが求められているか、経験ベースで理解しています。

加えて、第二新卒から自社の管理部門に入ってきた人を2名ほど知っています。二人とも金融業界出身者でして、片方はカード会社出身、もう片方は地方銀行出身の方でした。

彼らが採用された際、人事フォルダには10名ほどの候補者の職務経歴書と履歴書が入っていました。そして、私はそれらを観察して「どんな人が入ってくるんだろうか」と眺めていました。

したがって、今回の記事は、以下のような情報を踏まえて、作成しています。

・実際に採用された2名の履歴書・職務経歴書
・採用されなかった10名の履歴書・職務経歴書
・部長の評価(経営層との面接に上げるか否かの判断)
・経営層の評価(採用するか否かの判断)

メーカー管理部門の採用基準は3つ

それでは本題に入ります。

前提として、金融業界出身者にとって、メーカーの管理部門は狙い目です。特に、お金を扱う部門(経営管理部・経理部・財務部など)を集中して受けることを勧めます。理由は簡単で、お金を扱うという点で相性がよく、採用されやすいからです。

そして、金融出身者が第二新卒でメーカー管理部門に行くには、下の3つの強みをアピールできればOKです。

①数字に強い
②英語ができる
③ITに強い

それぞれについて、下記3点を解説していきます。

・(定義)具体的に何を表しているのか
・(理由)なぜ必要とされているのか
・(手法)どうやってアピールすべきか

①数字に強い

・(定義)具体的に何を表しているのか

企業のリソース(人・金・物・情報)を数字ベースで捉え、理解し、運用していく能力を指します。

・(理由)なぜ必要とされているのか

メーカー管理部門が行う業務に必要不可欠だからです。特に、経営管理部や経理部といった金を扱う部門は、Excelに羅列された数値から経費や売上といった実体のないものを捉え、予測していく必要があります。なので、こういった能力が求められます。

・(手法)どうやってアピールすべきか

まずExcelが使えることを明示しましょう。例えば履歴書や職務経歴書に「資格・スキル欄」があれば、必ず書いておきましょう。

業務で使っていない場合は、速やかにダウンロードして慣れましょう。慣れ方としては、家計簿をExcelでつけるのがおすすめです。大丈夫です、すぐに慣れます。

面接で「数字に抵抗はない?」「Excelは使える?」といった質問には「はい、得意です」といった感じで答えましょう。

②英語ができる

・(定義)具体的に何を表しているのか

英語にあまり抵抗がなく、外国人とメールできるくらいの能力を指します。話せる必要はありません。

・(理由)なぜ必要とされているのか

日本のメーカーの売上比率は徐々に海外に移っており、海外販社や海外の顧客とのやり取りで必要だからです。

・(手法)どうやってアピールすべきか

まず、受験経験があれば、TOEICやTOEFLの点数も書いておきましょう。

次に、英語を使った業務経験があれば明示しておくべきです。業務経験がない場合、履歴書の趣味欄に「英語で海外の友人とチャットすること」と書いたり、大学時代に英語を使った経験を膨らませることをおすすめします。

ぶっちゃけ、普通の日系メーカーが求める英語レベルは高くないです。TOEIC700くらいで相当に一目を置かれ、海外販社と英語でやり取りしようものなら割と驚かれる、そんな環境です。

少し使えるだけで問題ないので、積極的にアピールしていきましょう。

なお、将来的には、海外販社の経営層として働くことを期待されるケースがあります。仕事内容としては、その海外販社の売上・利益や事業の状況を毎月・毎期ごとに本社に報告する、といった感じです。

海外行くのは嫌な人がいるかもしれませんが、バリバリの出世コースなので、おすすめです。そういった海外販社を仕切れる人材になりそうな「ポテンシャル」を感じさせれば、内定はかなり近づきます。

③ITに強い

・(定義)具体的に何を表しているのか

基本的なPC操作ができて、OFFICE(Word/Excel/PowerPoint/Outlookなど)がそこそこ使えることを指します。PCで調べ物をしていたり、ブログを書いている人はまず問題なくクリアできる水準かと思います。

・(理由)なぜ必要とされているのか

管理部門では基幹システム(ERP)や会計システムを扱うことがあるからです。管理部門のIT化は今後も進んでいきますので、こういったシステムに強い人材が求められます。

・(手法)どうやってアピールすべきか

業務で触ったことのあるシステム・言語・ソフトなどを明示しておきましょう。正直、日系メーカーの部長や役員クラスは中高年層が多く、PCにゴリゴリに強い人は少ない印象です。なので、そこまで高い水準は求められていません。

業務経験がない場合は、履歴書の特技欄に「ブログ作成」「ホームページ作成」と書いて、「WordPress/HTML/CSSくらいは触れます」と言ってみるとよいでしょう。

あとは、「友人と軽くスマホアプリを開発した経験があるので、IT関連は結構得意です」いたいな具体的なエピソードがあっても、補強材料にはなります。

まとめ

今回は、金融業界から第二新卒でメーカーに行く方法を解説しました。
まとめると、下の通りです。

ねらい目は管理部門(経営管理部・経理部・財務部)です。
下の3つの強みをアピールして内定をもぎ取りましょう。
①数字に強い
②英語ができる
③ITに強い

第二新卒×金融業界×メーカー管理部門はかなり相性が良いですね。ガンガン攻めることをお勧めしています。

ちなみに、関西の大手メーカーならタイズがおすすめです。下の記事で詳しく解説しています。

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